《Ense(アンサ)》のレザーアイテムのお手入れってどうすれはいいの?
そんな疑問に応えるべく、アイテムごとにレザーの種類や特徴、かんたんなお手入れ方法などを書いてみました。
今回は第二弾、『ディアレザー(ディアスキン)』についてです。
(第一弾はハラコ編はこちら。)
◆ディアレザーって・・・?
ディアレザーはディアスキンとも呼ばれ、
1000年以上も前から日本人にとって身近な素材だった
ディアレザーは、巾着や足袋、甲冑の一部などに使用され、
古くから親しまれてきました。
ディアレザーの多くはメス鹿からとられ、
薄い表皮は軽くしなやかで、しっとりとした手触りが特徴です。
また、「レザーのカシミア」とも呼ばれ、
ずっと触っていたくなるような高級素材です。
フカフカの繊維構造のおかげで、引き裂きに強いといわれています。
通気性が良いので他の革と比べて
水濡れにも強い革です。
また、東大寺正倉院にて、
当時から柔軟性をと色彩を保つ鹿革製品が存在することから、
他の革より比較的長い時間柔軟性を保つことのできる革といわれています。
そのことから、牛革などのように手入れをしなくても
しなやかさを保つことができます。
◆お取扱い上の注意点
・他の革より水に強いとはいえ、
やはり天然素材なので革に水分がついたり摩擦すると、
色移りや革の風合いが変化する場合があります。
・厳選された革を使用していますが、
色止め加工を施していない「素上げ」で仕上げたレザーとなっており、
ひとつずつシワ感や色合いが違ったり、
表面に細かい皺や阯が見られるものがあります。
これは決して欠落ではなく天然素材特有のものですのでご安心ください。
◆お手入れについて
・一部には水洗いが出来るディアレザーもあるそうですが、
やはり革のことを考えると、
シミ等の原因となる可能性があるのでおすすめできません。
・軽い水濡れの場合は乾いた布で
水分を取って通気性のいい日陰で乾かしてください。
・また、《Ense(アンサ)》のディアレザーに関しては
特別にクリームを塗るなどのお手入れをする必要はありません。
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