《Ense(アンサ)》のレザーアイテムのお手入れってどうすれはいいの?
そんな疑問に応えるべく、アイテムごとにレザーの種類や特徴、かんたんなお手入れ方法などを書いてみました。
今回は第三弾、『ステアレザー』についてです。
(ハラコ編、ディアスキン編)
◆ステアレザーって・・・?
ステアレザーとは、
生後2年以上の成牛の原皮を植物性タンニンでなめした革のことです。
植物の樹皮、根、葉などから抽出した植物タンニンを用い、
大きな樽にタンニン液を入れ、革に叩き込む、「タイコ」と呼ばれる方法と、
濃度の違うタンニン液を入れたプール上の水槽に
濃度に段階をつけてじっくり漬け込む「ピット漬け」の二種類があります。
木の皮や果実、根などから抽出した天然の植物性タンニンを使うので、
一般的にクロムなめしとくらべて、お肌に優しいといわれています。
タンニンなめしの革は、吸水性が高く、
水分を含むと柔らかくなるのが特徴です。
水分を含み、一度伸びてしまうと元に戻らないという特徴があるので、
レザーカービングなど、革細工に最適の革です。
代表的な革としては、ヌメ革などがあります。
また、使い込むことによって独特の風合いがでるのも特徴です。
《Ense(アンサ)》のステアレザーは、
オイルをたっぷり含む、丈夫でしっかりとした成牛革を使い、
表面に色止め加工を施さずナチュラルに仕上げています。
柔らかい色みや艶感が印象的ですね。
使っていくごとに深い味わいが出てくるのも魅力です。
経年変化についてはこちらの記事でかるく触れています。
《Ense(アンサ)のバッグと財布いろいろ。》
◆お取扱い上の注意点
・天然素材を使用しているので、ナチュラルスタンプ(革本来のキズ、シミ)がございます。
・他の革より水に強いとはいえ、
やはり天然素材なので革に水分がついたり摩擦すると、
色移りや革の風合いが変化する場合があります。
・厳選された革を使用していますが、
色止め加工を施していない「素上げ」で仕上げたレザーとなっており、
ひとつずつシワ感や色合いが違ったり、
表面に細かい皺や阯が見られるものがあります。
これは決して欠落ではなく天然素材特有のものですのでご安心ください。
◆お手入れについて
《Ense(アンサ)》のレザーアイテムは、基本的にしっかりとしたお手入れをしなくても大丈夫なのですが、
長く使いたいからお手入れもしたい!そんな場合は、
ワックスを掛けてあげるのがおすすめです。
ワックスと言ってもいろいろあるのですが、
《EHS》では、《TAPIR(タピール)》の防水効果のあるレーダーフレーゲクリームや、
革に栄養を与えつつ保護するレーダーバルサムなどがおすすめです。
革用防水スプレーをふるのもいいですね。
※どの製品も、ご使用方法、注意などをよく読み、
一度目立たないところで試してからお使いください。
また、軽い水濡れの場合は乾いた布で
水分を取って通気性のいい日陰で乾かすといいですよ。
Enśe(アンサ) レザー トートバッグ S ens-203 /(全3色) 1020 29,000yen (+tax)