hirondelle(イロンデール)のアトリエを訪ねて 〜前編〜

EHSがオンラインストアをスタートして以来、たくさんのお客様にご覧いただいているhirondelle(イロンデール)のアクセサリー。
パリの古い街並みや、アンティークジュエリーからインスピレーションを得た、繊細で素朴なアイテムが生まれるアトリエは、一体どんな雰囲気なのか…気になる方も多いはず。

そこで、スタッフCが撮影スタッフとともにhirondelle(イロンデール)のアトリエを訪ねてみました!
ボリュームたっぷりなので、2回に分けてお届けします♪

hirondelle(イロンデール)のアトリエ 01
アトリエの一部屋にディスプレイされた“小さなパリ”♪

こちらは大阪市内の中心部、とあるビルの一室。
hirondelle(イロンデール)のアクセサリーは、デザイナーの廣岡さんとスタッフ2名(Tさん、Kさん)の女性3名で制作されています。
この日は3名お揃いで迎えていただき、主に廣岡さんがお話をしてくださいました。

──ブランドがスタートしてから今年で14年目となるそうですが、まずは、私もずっと聞きたかった、ブランドスタートのきっかけを教えてください

廣岡さん(以下H):高校卒業後の進路を決める時、珊瑚などを使用したジュエリー作家の作品をたまたまTVで見て「ジュエリーデザイナーになろう!」と(笑)。
短大の彫金科に進み、卒業後はアルバイトをしながら専門学校へも通ってるうちに、知り合いを通じてアクセサリー制作ができるメーカーに入社しました。
数年後に、当時アクセサリーのセレクトショップを経営していたTさんと出会い、独立して2人で輸入メーカーとしてスタートしたんです。
海外ではアクセサリーの他アンティーク風のバッグやポーチ、スカーフなど様々なものを買い付けていました。
買い付け=海外にたくさん行ける!というのが嬉しくて(笑)。

hirondelle(イロンデール)のアトリエ 02
手早く成形してゆく様子

hirondelle(イロンデール)のアトリエ 03
様々なツールが並ぶアトリエ

──最初からアクセサリーオンリーではなかったんですね!意外です!
オリジナルのアクセサリーも当時からあったんですか?

H:アジアのシルバーアクセサリーを買い付けつつ、オリジナルも制作していました。
そのうち、オリジナルのオーダーが増えたので制作に専念したというわけです。

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働き者の道具たち

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小さなリングに手作業で磨きをかけてゆきます

──現在のイロンデールのアイテムにも時々エスニックな香りを感じるものがありますよね。では、hirondelle(イロンデール)というブランド名は…

H:小さい頃から好きだったOscar Wilde(オスカー・ワイルド)の『Les Prince Heureux(幸福な王子)』が基になっています。
物語では、ツバメが人々のために宝石を運ぶのですが、アクセサリー=小さな幸せを人々に届ける、というのが素敵だなぁと思って。

──新作のデザインはどんなふうにして生まれるんでしょうか?

H:普段は何気なく手を動かしているうちにだんだんデザインが固まってきます。
年2回の展示会前になると、ストックしておいたアイデアを集めてさらり広げていったりします。
それと、やはりアンティークジュエリーの本を参考にすることが多いです。
他のスタッフ2人とは好みやテイストがばらばらなので、試作品を見せた時に客観的な意見が聞けていろんな気づきがあります。

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ガラスケースに所狭しと並ぶオブジェが味わいたっぷり!

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デスクの前にもアイデアの源が…!?

──なるほど~。それでhirondelle(イロンデール)にはいろんなテイストのアイテムがあるんですね。
デザインや制作している時に身につける人をイメージしたり、スタイリングを考えたりしていますか?

H:一番大切にしているのは、長く身につけてもらいたいということです。やはり高価なものだし、次々と買い足せるものでもないので…(笑)
洋服には流行があるので、飽きてしまったらまたそれまでですが、しばらくしてまた身につけることができるようなデザインのアクセサリーなら長く使えますし。

hirondelle(イロンデール)のアトリエ 08
リング部分と石枠部分を自由に組み合わせられるシリーズを検討中

hirondelle(イロンデール)のアトリエ 09
貴重なデザインスケッチを公開!

──今までに一番印象に残っているアイテムはありますか?

H:立て爪のシリーズ(h-r-5-7-72など)ですね。立て爪というディテール自体は昔からあってクラシカルなイメージですが、今の時代にも合うモダンな感じのものが意外となかったんで、自分たちで作ってみたらお客様にも好評で。

────あのシリーズ、すごくインパクトがありますよね。おっしゃるように、あのデザインはありそうでなかなか見かけないです。
EHSでも度々ご注文をいただきますし。

ーーー 続く ーーー

というわけで、前編はここまで。
次回はスタッフそれぞれのアクセサリーの楽しみ方などをお届けします。
どうぞお楽しみに〜:D

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